本当に意味ある⁉PTは理学療法士協会に入会する必要はあるのか⁉

今日は理学療法士協会の入会について考えてみたいと思う。

皆は理学療法士協会に入っているか?
私はもちろん入会している。

私がPTになった10数年前はほとんどの理学療法士がPTの国家資格を取得後、ほぼ何も考えず入会するという流れだった。
しかし、時代は変わり、私の後輩でも、理学療法士協会に入っていないPTが増えた。

理学療法士協会の入会は意味あるのか?

そんな疑問が沸くのが自然な流れだ。

そんな疑問に対して私の意見を述べつつ、入会のメリットやデメリットも含めて解説していきたいと思う。

PTは理学療法士協会に入会する必要はあるのか⁉

私の結論を述べる。

理学療法士協会に入会すべきだ。

理由の前に理学療法士協会に入るデメリットとメリットを解説しておこう。
さっさと理由を見たい人はジャンプ

理学療法士に入会するデメリット2つ

  1. 会員費が高い
  2. 入会しても給料に影響ない

それぞれのデメリットを紹介する。

1.会員費が高い

理学療法士年会費高い

正直、年間2万円くらいの年会費は高い。
毎年3月になると、またかーーという思いになる。
2年ぐらい滞納した時期もあった笑 結婚当初でお金無いときな。
でもその当時は、猶予期間があってまとめてお金を払うと、問題なかった。
今は、滞納したら、即会員権利停止だったかな?

新人PTが理学療法士協会の初年度年会費を実質無料にする裏技

2018年4月15日

2.入会しても給料に影響ない

給料変わらない

デメリットというか、PT協会に入会しても、給料に影響はない。
これは、認定や専門を持っていたとしても、基本的には変わらないだろう。
その理由は、保険点数は同じだから。

じゃあ、年会費高いし、給料にも影響ないなら、入会する必要ないやん。ってなると思うけど、そうじゃない。少なからずメリットもあるから見欲しい。

理学療法士に入会するメリット5つ

  1. 会員向けニュースが手に入る
  2. 研修会情報が豊富で割引もある
  3. 賠償責任保険に加入できる
  4. クラブオフを利用できる
  5. 認定専門理学療法士を取得できる

簡単にそれぞれのメリットを紹介する。

1.理学療法士会員向けニュースが手に入る

理学療法学と会報誌、そして私の場合は大阪府なので、大阪府理学療法士協会の情報誌も届く。
理学療法学はほとんど見ないw Jstageでも見れるので、入会して見る意味なし。
会報誌などは目を通す。最近の理学療法士協会の動きや政治的な活動を把握するのに役立っている。
また、近くである研修会の情報なんかは地方紙を見れば、簡単に見つかる。

2.研修会情報が豊富で割引もある

マイページから、全国の研修会の情報がたくさん載っている。
例えばこんな感じ。↓

そして、その研修は会員限定や会員優先や会員割引がある研修もたくさんあるので、理学療法士協会に入っていない参加できないものもあるから、それは会員のメリットだろう。
もう少し、全国各地の研修の数を増やして欲しいのが私の想い。地方の方は大変だろう。。。

3.賠償責任保険に加入できる

守る

個人賠償責任保険にみんな加入しているだろうか?
多くの場合は、法人で保険に加入していると思うが、フリーランスやトレーナー活動している理学療法士はグレードアップを検討しても良いだろう。

身体賠償1事故300万円はPT協会会員になれば自動加入されている。
そのグレードアップが3500円/年で可能なので、人によってはこの個人賠償責任保険に加入できるのは大きなメリットになるだろう。

4.クラブオフに加入できる

福利厚生サービスだ。施設やレストランが安くなったりするサービス。
私は利用したことがない笑

5.認定専門理学療法士を取得できる

専門理学療法士

これは理学療法士協会に入会しないと取得できない資格だから、認定や専門理学療法士を目指す人は入会必須だろう。

私の次年度の認定取得を目指している。

認定や専門を取得することで良いことあるのか?っていう人もいると思うが、最近は認定や専門を持っていることがPT協会研修会の講師の条件になってたりすることもある。将来的に講師や副業をしたいと思っている人はアドバンテージとなるだろう。

さあ、これでデメリットとメリットの解説は終了だ。

これを見て、理学療法士協会に入ろうと思った人は何人いただろうか。
0人かもしれない。笑

でも、リハ助マンが理学療法士協会に入会すべきと言った理由があるので、最後にそれを見て欲しい。

理学療法士協会に入会すべき理由

理学療法士協会入会

入会すべき理由は理学療法士の社会的地位向上、理学療法士の身を守るため。

理学療法士という職業は、残念ながら医療保険や介護保険の中で業を成す職業である。
今は治療家やYoutuberなども増えたが、それは本当に一部であり、理学療法士を名乗っての治療家はグレーな領域だよな。98%以上はおそらく医療・介護保険の分野で働いているだろう。
その保険点数や単位は法律で定められており、よっぽど腕の良い理学療法士であっても、その点数は変えることができない。法律で決まっているから。
では、私たちはどうすれば社会的地位を向上させ、自分たちの身を守っていくことができるのか?

答えは、政治力を持つこと。

法律はどうやって決まるかと言うと、国会で決まる。
その、法律を作る人決める人にならないと、理学療法士の社会的地位の向上・理学療法士の身を守ることは難しい。

今、理学療法士の国会議員は何人いて、名前知っている人いるか?

2020年時点で現役国会議員は参議院の小川かつみ先生 たった1人だ。

昨年まで山口かずゆき先生が参議院議員として活躍させれていたが、惜しくも落選してしまった…
もう一人、田中まさしさんも出馬したが、落選。
結果、1人になってしまった。
その時、一人の理学療法士として情けなかった。

なぜ、2人とも落選させてしまったのか。もっとうまいこと票数獲得しろよ!!!
自分たちに危機感はあるのか!?と。

結果、理学療法士は自分たちの未来に危機感はないだろう。

理学療法士の将来性

理学療法士の将来性はどう?明るい?暗い?【リハ助マン独自の視点】

2019年8月28日

少なくとも2040年には需要と供給が逆転し、理学療法士は飽和状態になる。

これを分かっていながら、投票に行かないPTもいただろう。
もしかすると、このような未来が来るとは思っていないPTもいるかもしれない。
馬鹿だ。

未来が分かっているのに、呑気にモミモミしていても、私たちの将来は変わらない。
一人の患者さんが、「よくなりました!ありがとうございます。」と言っても、私たちの未来は変わらない。
仕事は減って、保険点数も減っていく。そうすれば給料も減る。

じゃあ、理学療法士協会に入会したら、給料減らないんだな!?と言ってくる馬鹿なやつがいるだろう。
減らないなら入会するけど、入会しても減るんだったら入会しないというやつもいるかもしれない。自分勝手過ぎる。

リハ助マン
時を戻そう。

私が言いたいのは、理学療法士協会に入るほうが今の理学療法士の現状や動向を知ることができるし、少しは耳に入ってくる。

昨年の参議院議員選挙の時も、入会している人と入会していない人だと選挙に理学療法士が出馬していることを知っていることに差があったと思う。現に私の職場でも、入会している人は知っていたが、入会していない人はそんなこと全く知らなかった。

なので、少しでも情報を収集し、選挙に関心が持てて、さらに行動できる人の方が私は理学療法士という仕事をしていく上で立派なだと思う。

入会していないのがダメなわけではない。

理学療法士を辞める予定のある人や独立予定のある人などなどは入会する必要ない。
でも、今後も理学療法士として、保険で飯食っていく人は入会を検討しても良いと思う。

>>日本理学療法士協会への入会はこちら

最後に一言。

リハ助マン
協会のえらいさん、理学療法士協会の年会費安くしてくれませんか?(笑)

ご精読ありがとうございました。
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