理学療法士として働きながら副業を始めると、収入は増えるのか、本業や生活へ悪い影響はないのか。始める前は気になると思います。
私は理学療法士のアルバイトからブログ・Web関連まで、形を変えながら10年以上副業を続けてきました。振り返ると、収入以上に得られたものがある一方で、休みや自由時間を使いすぎた時期もあります。
この記事では、副業をしてよかったことと大変だったことを、成功談だけに寄せず整理します。これから副業を始める方が「自分に合うか」を判断する材料にしてください。
結論:副業をしてよかった。ただし時間の使い方は見直したい
私の場合、副業を始めたこと自体は後悔していません。収入が増え、臨床以外のスキルを学び、働き方の選択肢を広げられたからです。
一方で、「休みを削れば削るほどよい」と考えていた時期の働き方はおすすめできません。本業、体調、私生活のどれかを壊してまで続けるものではないと、長く続けたからこそ感じます。
| よかったこと | 大変だったこと |
|---|---|
| 収入源が増えた | 休息と自由時間が減った |
| 臨床・Webの知識が増えた | 本業との予定調整が必要になった |
| キャリアの選択肢が広がった | 収入が安定しない副業もあった |
| 将来への不安がやわらいだ | 税金や契約の管理が増えた |
| 自分で稼ぐ経験ができた | やめ時を決めにくくなった |
理学療法士が副業をしてよかった5つのこと
1.本業以外の収入源を持てた
最も分かりやすいメリットは収入が増えたことです。勉強、生活費、将来への備えなど、本業の給与だけで考えていたときより選択肢が増えました。
ただし、過去の私の収入額をそのまま現在の相場として紹介することはできません。地域、勤務日数、経験、案件によって収入は変わり、ブログやアフィリエイトの成果も安定するとは限らないからです。
資格を活かしたアルバイトの種類と報酬の比較方法は、理学療法士・作業療法士のアルバイトの種類と時給相場で解説しています。
2.臨床の知識と対応力が増えた
本業とは異なる現場で働くと、同じ理学療法士でも求められる視点が違います。生活場面の確認、他職種との連携、限られた時間での説明など、別の環境に入ったから学べたことがありました。
副業先で分からないことが出ると、自分で調べ、相談し、次の勤務までに準備します。仕事として責任を負うため、勉強の目的が明確になったこともよかった点です。
3.Web・文章・発信のスキルが身についた
ブログを始めたことで、WordPress、文章の構成、SEO、アクセス解析、広告、Web制作などを学びました。最初から得意だったわけではなく、必要になるたびに調べて少しずつ身につけたものです。
すぐに収入へつながらない時期もありましたが、文章で分かりやすく説明する力は、後輩教育や患者さんへの説明にも活かせました。副業の学びが本業へ戻ってくることがあります。
4.キャリアの選択肢が広がった
副業を始める前は、「理学療法士として一つの職場で働き続ける」以外の選択肢を具体的に想像できませんでした。
別分野の臨床、ブログ、Web制作などを経験すると、転職、複業、独立、在宅でできる仕事など、働き方を複数の角度から考えられるようになります。すぐに本業を辞めるという意味ではなく、「必要なら別の道も選べる」と思えることが安心につながりました。
5.自分で考えて稼ぐ経験ができた
会社から与えられた仕事をこなすだけでなく、何を学び、誰にどんな価値を届けるかを自分で考えるようになりました。うまくいかなかった方法を見直し、小さく試す習慣も身につきました。
収入額の大小より、自分の判断と行動が結果につながった経験は大きな財産です。
副業をして大変だった5つのこと
1.休息と自由時間が減った
本業の勤務後や休日に副業をすれば、当然ながら休む時間は減ります。私も「成果を出すには休みを削るしかない」と考え、予定を入れすぎていた時期がありました。
一時的に頑張ることはできても、その働き方を何年も続けるのは別問題です。疲労、睡眠、集中力を記録し、余裕がなくなったら仕事量を減らす判断が必要です。
2.本業との両立が難しい時期があった
本業が忙しい時期と副業の予定が重なると、どちらも中途半端になりやすくなります。理学療法士の仕事は、体力だけでなく判断力や対人対応も必要です。
副業で疲れて本業の安全や対応へ影響が出る状態は避けなければなりません。先に本業の勤務予定を確認し、副業へ使える時間の上限を決める方が安全です。
3.身近な人との時間調整が必要になった
副業へ使う時間は、もともと休息、趣味、家事、身近な人と過ごすために使えた時間です。本人が納得していても、周囲が同じように考えているとは限りません。
収入だけで判断せず、「いつ働くか」「どの時間は空けるか」を事前に共有することが大切です。個人の事情は異なるため、他人の勤務量をそのまま基準にしない方がよいでしょう。
4.副業によって収入の安定性が違った
アルバイトは勤務した分の収入を予測しやすい反面、働かなければ収入は増えません。ブログやWeb関連は時間と場所の自由度がありますが、成果が出るまで時間がかかり、月ごとの変動もあります。
「すぐに収入が必要なのか」「将来につながるスキルを育てたいのか」で、選ぶ副業は変わります。短期の収入と長期の資産づくりを混同しないことが大切です。
5.税金・契約・記録の管理が増えた
副業を始めると、就業規則、労働時間、契約形態、収入と経費、確定申告など、仕事以外に確認することが増えます。雇用契約と業務委託では扱いが異なるため、分からないまま契約しないことが重要です。
副業を始める前の確認事項は、理学療法士の副業は禁止?就業規則の確認方法と理学療法士のアルバイトの始め方で整理しています。
副業が向いている人・慎重に考えたい人
| 向いている人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 目的と使える時間が明確 | 睡眠や休息がすでに不足している |
| 小さく始めて見直せる | 本業が忙しく予定を読めない |
| 新しいことを学ぶのが苦にならない | 短期間で必ず稼げる方法を探している |
| 収入と負担の記録を続けられる | 勤務先の規則を確認していない |
| 周囲と時間の調整ができる | 借入や投資資金を必要とする副業を急いでいる |
慎重に考えたい条件へ当てはまっても、副業が絶対にできないわけではありません。まず生活と本業を整え、月に数時間から試す方法もあります。
理学療法士が副業を選ぶときの判断基準
- 副業をする目的を一つ決める
- 1週間・1か月で使える時間の上限を決める
- すぐ得たい収入と育てたいスキルを分ける
- 初期費用と失ってもよい金額を決める
- 1~2か月ごとに収入、疲労、生活への影響を見直す
選択肢を比較したい方は、理学療法士におすすめの副業8選を参考にしてください。続け方に悩む場合は、副業が続かない人へ|10年以上続けて分かった継続のコツで具体策を紹介しています。
資格を活かしたアルバイトを検討する場合
短期間で収入を増やしたい場合は、理学療法士・作業療法士の資格を活かしたアルバイトが候補になります。求人の有無や勤務条件は地域によって異なるため、複数の方法で確認しましょう。
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求人サービスへ登録しても、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。公式採用ページやハローワークとも比較し、勤務条件が合わなければ断って大丈夫です。
まとめ
理学療法士として副業を10年以上続けた経験から、副業を始めたこと自体はよかったと感じています。収入、スキル、キャリアの選択肢が増え、自分で働き方を考えるきっかけになりました。
ただし、休みや身近な人との時間まで削り続ける必要はありません。副業の量は多いほどよいのではなく、自分が無理なく続けられる範囲で十分です。収入だけでなく、体調、本業、生活への影響を定期的に見直してください。
- 理学療法士が副業をする一番のメリットは何ですか?
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収入源が増えることに加え、別分野の経験やWebなどの新しいスキルを得られる点です。何を重視するかは、副業をする目的によって変わります。
- 副業で後悔しやすいのはどんなときですか?
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休息を削りすぎて本業や体調へ影響が出たとき、短期間で稼げると思って費用や時間を使いすぎたときです。始める前に時間と費用の上限を決めましょう。
- アルバイトとブログはどちらが向いていますか?
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早めに収入を得たい場合は資格を活かしたアルバイト、時間をかけてWebスキルや自分のメディアを育てたい場合はブログが候補です。両方ともメリットと負担があります。
- 副業はどれくらいの時間から始めるべきですか?
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一律の正解はありません。まず本業と生活に必要な時間を確保し、月に数時間など負担を確認できる範囲から始め、1~2か月後に見直す方法がおすすめです。
